フロントハブの取り外し
このバイクをメンテする上で必ずといっていいほどつまづく部分。フロントハブの取り外しです。手持ち工具で無理をすると必ず失敗し壊してしまうでしょう。これは保存会のTさんにより投稿された様子と私なりに試してみた部分とで紹介してまいります。
まずはハブを外さなければならない事由として…
1.画像にあるブーツの交換の際。
2.フロントアンダーカウルを外す際
画像のカウルはドラッグスターではないのですが他の車種も同様みたいです。
取り外しに際して用意するもの。
2.ギヤプーラー
3.プライヤー
近くの工具専門店で1800円ほど。これでアクスルを押し出します。
画像のハブは予備として持っているため宅内での作業風景です。普段なら車両に付いた状態です。まずはボルトを抜き蓋を外しますが、ただのっているだけの様に見えるこの蓋…何をやっても動く様子すらありません。ということでベアリングプーラーが必要です。
こんな感じ適材適所の道具を使えば難なくはずすことができました。
いよいよギヤプーラーの出番です。締め付けトルク90Nmとありますが、知人メカニックによれば相当な強さとのこと。しっかりとトルク管理をしなければボルトを折ったり、二度とアクスルが抜けなくなったりと怖いこと聞かされました。
相当に固着してしまっていたため塗料の部分も道連れになっています。うまくなかったためこのようになってしまった…塗装は後で何とかなるかな…しかしガビガビでした。
脚立に載せて…
ワインのコルク抜きの逆の動き。アクスルのアタマを押し込んでいく。押し込みながらハンマーで周辺をコツコツと叩いていく。
グリグリ…コツコツ…
グリグリ…
パッか~ん!!
はい抜けました…しかしサビさびです。簡単には抜けないわけだ…。新車時から一度も外されたことは無かったでしょう。
もともとサビていたので想像はしていましたが…こんなか弱そうなアクスルに90Nmというトルクやアームの取り付け部等…か弱そうに見えるためおやりになる際は自己責任とともに優しく扱ってくださいね。
ブログにも載せています。
ナビステー(スマホ)自作
今回はナビステー。スマホホルダーとも言いますが…材料さえ揃えれば40分ほどで取り付けできます。
今回のテーマ
1.お金や時間をかけない
2.ハンドル周りはスッキリと仕上げたい。
3.バイク本体への加工や穴あけはしない。
4.パッと見「カッコいい」と感じる。(人それぞれですが…)
手持ちの材料もありましたが一から揃えても
3000円ほど
荷掛けフックの所を利用します。材料はカメラのGoProのアクセサリー「マウント」を利用しました。GoProを持っている方ならお馴染みの部品です。ちなみにこれはフックのむきが逆になってしまっています…
実際はこれです。脇に刺さっているのは角度調整用のネジです。ごついので小さめのヘキサゴンに変えればもっとスッキリするはず。これは今後の課題。
これを用意して荷掛けフックと交換するだけ。ステムとマウントを用意します。
では作り方へ…
大きさや付属のネジが無加工でそのまま使えます。ネジは少し長いですが切らずにイケます。(各画面タップでリンクに飛びます。)
お次はベースマウントというもの。GoProをお持ちの方ならお馴染みの部品でしょう。国内正規品や安価なものまでそのバリエーションは多彩です。GoProであればどんなものにでもマウントできるでしょう。
接着マウントはコレ。正規品だと2000円以上してしまうので自分はコレ。12個も要りませんが…平面とカーブと両方がセットになっている。メットや車体に貼っておいていつでも簡単取り付け。
仕組みは簡単。GoProの中でも一番シンプルなマウント。ベースを両面テープで張り付けておく。後はスライドさせて取り外し。サーキットや林道のように激しく揺れても外れたことが無い。

こんな感じ。外しも力が要らないのがうれしい。
部品が届いたら…
ちょっと加工があります。
この部分だけ加工を施します。鉄やすりのようなもので簡単に加工できます。
この画像は違うマウントですが右の受けのナット部分を削り落とすとこうなります。
用意ができたら…
こんな感じに組みます。といってもネジを取り付けるだけですが…
付属のネジは長いように思いますが問題なく取り付けできます。。
交換するとこんな感じ。角度調整ネジがごついな…
お次はスマホ側はケース。両面テープで張り付けるだけ。専用のケースを用意するものいいと思います。
スマホの用意ができたら下からスライドして取り付け。するとこんな感じ。とってもさりげない感じが
気に入っています
所要時間は40分ほど。予算は3000円ほどです。ポチすればほとんどが翌日に届きます。
あまりボディー側にタイトに付けると画面が一部隠れますのでうまく調整してください。取り付け後のインプレはまた次回に。
本日のお小遣い帳
トップマウント…1467円
ベースマウント…699円
接着マウント…649円
合計 2815円
オーバーヒート修理
毎度お馴染みの作業。冷却系の不具合はすべて手に取るようにわかってしまう…ここ半年で二度ほど発生。原因が判明するたびにつくづく「なんだかなぁ」となりますが愛着も増していく。ここまでのおさらいも含めて原因をピックアップしていきます。
1.ポンプの不具合
過去の画像から。最もわかりやすいポイント。水が循環しなければ当然アウト。過去にヘッドライトの+端子が外れてアースと接触。ショートしたことによりポンプの系統のヒューズが切れてポンプがストップ。「ゴボゴボ…ボハっ…」とクーラントが吹いて終了…
ち~ん
電動ポンプの場合は「ウィ~ン…」と音がしていればひとまずOK。ここで重要なのは空気が混ざったような「ジョバジョバ…」という音はNG。エアを抜きましょう。
2.サーモスタットの不具合
車にもついているごく当たり前の部品。しかしこれがよく不具合を起こす。我が家に来た時(ヤフオクでNO整備車)はすでに沈黙しておりました。2016年9月に新品に交換し2019年12月に壊れました。(壊れるか?普通…?)部品取りましたが取り付けは辞めました。
どうせ壊れるから…
水流のルートを支配している大事な部品なのですが…国産はまず壊れたというのを聞いたことが無い。我が家のハイエースは180000Kmオーバーでしたが一度も交換したことがない。
3.ラジエーターやファンの不具合
ラジエーターも新品と交換しました。何度テストしてもクーラントが吹くのでおかしいと思ったらサビで詰まってたました。冷却効果は断然新品にかないません。40ユーロ(5000円くらい)で新品出ますので迷わず代えましょう。
比較的頑丈な印象でファンも壊れません。熱湯クーラントを何度も浴びているはずなのに…
4.エンジンヘッドカバーからの漏水
今回の原因はここでした。英語表記ではSkull Cup(スカルキャップ?)プラスチック製と金属製とがありますが私のは金属製でした。以前焼き付きを起こしたエンジンはプラスチック製で熱でゆがんでしまいました。
金属製なのでゆがみはありませんでしたが間のガスケット?パッキンが限界だったようで隙間から漏れだしてしまいました。私がイイと思っていた設定温度が間違っていたからです…
冷却水が漏れだしたおかげでホースにエアが噛んでしまい一気に沸騰。「ゴボゴボっ…」となったわけだ。
まずは新しいパッキンと交換。新しいほうが柔らかくていい感じなのがわかります。ガスケットセットは持っていたほうが良いです。1セットは持っていましょう。
italjetUKではプラスチック製しかありません。eBayも50㏄ものしか出品がありません。金属製は珍しいのでしょうか…ちなみに画面タップでリンクします。
温度センサーの配線も切れてました…。どうりで80℃を超えても警告灯が点灯しなかったわけだ…。完全に油断してました…今度は70℃~75℃あたりを維持していこうと思います。
ついでに洗車もしてパチリ。今見ても古臭く無い…イタリア人のデザインは改めて凄いと思う今日この頃…
プラグも新しくして(BPR8ES)早速テストライド。エンジンも若干軽く更けるようになった感。しばらくすると水温計が70℃付近で推移している。よしよし…まずはOK。
このバイクは「許容」というものが極めて薄い。ある一定の水温を超えると一気にオーバーヒートしてしまいます。今後は少し温度を低めに維持しようとおもいます。
・ホイール交換&ブレーキディスク交換
先日依頼していたホイールの塗装があがりました。
ウレタン塗装の白。それにMDFのラインステッカーで仕上げました。
MDFラインステッカー(12インチと13インチ)
タイヤはすでに装着済み。タイヤ詳細はこちらへ→
このホイールにラインステッカーを貼っていきます。
幅は6mm。フロントとリアと別のインチサイズで注文できます。お値段は3000円ほど。
ホイールを外して貼る場合はとっても簡単。洗剤を溶かした水を霧吹きしながら貼ればズレることなく貼れました。しかも速い。商用時間20分ほどで一本貼れました。意外とあっけない。
重ねた部分はよく見るとこんな感じ。こんなんでいいでしょ…
ピカピカホイール…ん~いい感じ。早く履かせたいなぁ…
と…その前にディスクローターが前後とも終了気味。我が家に来て以来一度も交換していない…何故なら…
ハブからローターを外せなかったから…
今回はいろいろ道具をそろえて本気モード。
ホイールをはずして…ちなみにフェンダーはそのままでイケます。
この辺は簡単に外れます。怖くない怖くない…
取れました。ここからディスクを外します…はずっ…無理…
ち~ん
やっぱり無理。バーナー、エクストラクタ、ネジトリインパクト…試しましたが無理。
ハブの予備を購入することにしました。
今回はここまでで勘弁してやろう…
ハイ外れました!
どうしても取れないのでショップにお願いして外してもらいました。かなり苦労された様子。
実は単品でこの状態での入手はかなり難しいです。ほとんどがディスク付きですがら。
今度はピッタリ。この辺の加工精度はバッチリです。当たり前なんだけど…
ちなみにこのフロントディスクはNG製(スペイン)のKBA61232
eBayで購入可能です。
さて今度こそ交換してみるか…
・バッテリー交換
バッテリー交換なして早3年…実は一度も交換したことが無い…ドラッグスターのバッテリーはフロントサスペンションの下に隠れていて、これがなかなか厄介な所だ…
まずはバッテリーを出すのがめんどくさい…
今回は特別にバッテリーケースも交換。我が家に来た時からネジが効かない…ヤフオクで安価にて落札。1000円くらいかな。こんなもの欲しい人はほぼいないからか?
このケースが結構手ごわい。サイドから二本のネジで止まっているが油断するとポトリ…アンダーカウル外さないとほぼ回収不可能。慎重に…「ポトっ…」
ち~ん
ちなみにネジはこれでしたがステンレスは辞めたほうがいいですね…。磁石にくっ付くか否かはこの場合重要ですから。しかし4本のネジのためにこんなに要らないね…
さてターミナルを外して引き出すも…プラグが邪魔…
もう…君はどうしていつもそうなんだ!
ただでさえ重くて引き出すのも段差が多くてなかなか手ごわい…
ちなみに全部外すとこんな感じ。海外ではスカスカにしている人が多い。なぜかはわかりませんがこのほうがトラスフレームの美しさが際立ちます。…そんな気がします。
このフレームの形状が好きです。溶接は決して上手ではありませんが…
バッテリーは安いの高いのたくさんありますが、毎日通勤で使うので信頼性の高い国内メーカーを使います。1年保証(保証期間内の不具合の報告もありますが…)と店舗購入&古いバッテリー処分と面倒が少ないので今回はこれ。20000円くらいまでの出費は保険代わり。
フットパネル開けるのは久々ですが汚いなぁ…雨の日も走るからどうしても汚れます。でも電気系は大丈夫みたいだ…手の届く範囲を拭いてパネルを閉じます。
結構重いうえに段差をよけながらハーネスが引っ掛かる…ん~…ポコ。入った。配線を延長してシート下にバッテリーを移設する人もいるとか。わかる気がします。
シッカリと納まって満足満足。さてエンジン始動!…あれ?
し~ん
太陽がまぶしいじゃね~か…ではなく…メインヒューズが飛んでました…
何でだ~!!
どこかショートしてるのか?予備の25Aを差し込んでキーON…プルプル・・ブルン!何事も無い…「なんでだ?」
こんな時のためにヒューズセットはあるとイイ。車にも使えるんで。
このうち使うのは7.5A 10A 25A バラを店で買うと2本で180円ほど。行く手間と相談してください。
おさらい
バッテリーケースはこんな形してます。クリップナットが他の場所と違う大きさと形。意外とキッチリと締まるのと融通が利くので個人的には好き。
ボードもほとんど外すことが無い。買うと意外と高いんだな…最初からついてたのであまり有難みが薄いが…
軽く洗車をして試走を兼ねて近所でパチリ。バッテリー交換するとやはりエンジンの掛りはイイ。当たり前なんだけど。下のトルクが増したような…気のせいか…
これでしばらく交換しなくていいかな。いじるのも楽しい一日でした。
フロントサスペンションを試す…その3
今回はフロントサスペンションを現在の別体式ではなくエマルジョンタイプに変更していきます。理由は簡単…小物入れを復活させるため。
以前のおさらい。コンプやリバウンド調整が可能なため別体式を購入するも…この向きでの取り付け予定でしたが…あえなく却下(ノД`)シクシク
取り付けの際にステーの位置やボルトの径の関係でタンクが前に行ってしまった…おかげでこの日以来小物入れがお蔵入りになってしまった…
ちなみにこちらは14000円程度で購入可能。取り付け幅を20mm、ボルト径は8mm→10mmに拡張すれば取り付けられます。
エマルジョンタイプで240mm、リバウンド調整機能付き(できればコンプもほしいが…)取り付けボルトの径が現在8mm→これを10mmに加工。取り付け幅は20mmに加工要。(現状は25mm)
240mmのエマルジョンタイプはなかなか販売されません…
1.安いし 2.すぐ売り切れる 3.もともと本数が少ない
待ちに待ってようやくポチ。しかし昨今は感染症の影響で港も空港もストップ。届くまでに1か月半もかかってしまった…
届いたその日に早速いつものショップに相談。「両サイドを2mmくらいづつ削ればOK」だいたいでもOK。カラーを外し中のパイプの穴を拡張と幅を20mmに切りそろえてもらった。さすがショップ…あっという間のお仕事。
こんな感じでカラーの削り込みもやすりで簡単にできる。
取り付け開始。
新旧を比較。新しいほうがストローク量が小さい。バネの幅も細い。しかしノーマルとほぼ同じ大きさだ。まずはプリロードをちょうど半分のところまで締めておく。
7800円とは思えない見た目。違和感のないこの感じ。いいねぇ…
長期お蔵入りになっていた小物入れがいよいよ復活。この箱どうしても付けておきたかった…
しかし汚いな…
そんなときはこれにお世話になっています。FW1クリーニングワックス。
バイク以外でも車のフロントガラスもイケちゃう。コスパ最高2500円なり。
シュッとひと吹き。クロスで拭きあげればご覧の通り。古いプラスチックやFRPにはこれ最高。
以前はコレ使ってました。WAKOSスーパーハードこっちは6400円ちと高い。
取り付けが終わったので早速テストライド!
この眺めがイイ。サスペンションもしっかり仕事してます。
ちょっとバネが弱い感じ…2回転ほど締める。
戻りが早い感じ…リバウンドを2クリック入れる。
おお~っイイ感じになりました。前回の別体式で学習しましたので今回はつかみが早いです。
お次は車体を横に振ってみる。セルフステアが気持ちイイ!!グイグイと向きを変えてくれます。しかも安心感たっぷり。いいねぇこの感触。スクーターのクセにスポーツバイクのようなハンドリング。これやっぱりハブステアの効果なのだろうか…
リアサスにはYSSの黒をチョイス。
YSSリヤショック イタルジェットドラッグスター125-180
リアショックは12000円ほど。前後合わせて20000円ほど。超安い!!ノーマルレストアがテーマですがこればっかりはパイオリではこの乗り味出せませんねぇ…
本日のお小遣い帳
フロントサス(ダウンヒル自転車用)RCP-2AR…7800円
クリーニングワックスFW1…2500円
休憩中の缶コーヒー…120円
合計10420円
所要時間は1時間半ほど…これからいい季節、早くこれに乗って遠出したいなぁ~
オマケ
静岡県三島市にお住いのTさんの情報も掲載いたします。私とほぼ同時に施工されたフロントサス、リアサス。
ビチューボセット
DS用に販売されている唯一のメーカー。
ちなみにプレゼント企画ではありません…
ebayでポチされたようですが外国為替がお安いこの時期2本同時購入だそうです。いいタイミングですね~
買い物上手です
ビチューボ WAB01フロント用
ビチューボ XYB01 リア用
eBayだと頻繁に出品されています。海外発送なので感染症などの理由で遅延してしまうこともありますが今回は少し待たされましたがちゃんと届いたようです。
新旧の比較。ビチューボはカッチリしています。しかしノーマルのパイオリの状態のイイこと…
色合いがよく合っていますね。リアサスも決まっています。
カッコいい!
ビチューボの方がちょっとボリューム感があります。
オフィシャルステッカーがイイね…このバイクに合わせたような色合いです。
乗り味はパイオリに比べれば格段に安心感があるようです。専用設計ですので調整も面倒が無いのも良いトコロですね。
2019年から比べると激変進化を遂げられているTさん…
素晴らしい!!
STAGE6リードバルブ交換
先日のリードバルブの話題から2週間、eBayで購入したSTAGE6 V-FORCE3が到着。早速取り付け。はたして効果のほどはいかに…
まずはキャブの取り外し。その前にエンジンをかけて普段通りをチェック。
キャブの取り外しを完了。オイル漏れやゴムのひび割れをチェック。この辺は交換して3年ほど経過。特に問題なし。キャブはもう何度も外したり付けたりを繰り返している。インシュレーターが心配だが意外と平気だ。
リードブロックまで取り外したところ。中は綺麗…特にオイリーな感じもない。ひとまずキャブの調整は合っているとみていいだろう…
新旧リードブロックを比較。STAGE6には「スタッファー」と呼ばれるインナーが装着されている。混合気の整流を促す役割があるようだ…面積が小さくなるのでどうかとは思うが専門家の方々が試行錯誤の上のことだがらこのまま装着してみよう。
ちゃんと付くだろうか…
中はこのようになっている。簡単に取り外せるようになっている。故に外している人もいるようだ。私はこのスタッファーに賭けてみることにしよう。
ノーマルは特に問題なし。この黒いリードは新車当時のものだろうか…まだまだ使えそうだ。
Betaと同じようにリードブロックからタミヤのマークみたいのが見える。正直加工精度があまりよろしくないようなので液体ガスケットをぬりました。
私はコレ。チャンバー接続部はモチロン、リードブロック周辺でも大丈夫。すぐ乾くのが嬉しい。
早速試走開始!エンジンの掛りは普通だ。アイドリングが少し上がったかな…
普段通りアクセルを明けると「ブワァ~!!」…と!!スタートからいいトルク感です。これはイイ!!
普段と同じ速度域に到達するのに8割程度のアクセル開度でイケてしまう。気分的にそんな感じです。
油断しているとスピードが出すぎてしまいます。メットの中はニヤニヤですね。まだ全開にはしていませんが中域から2サイクルらしいモリモリのトルク感があります。
(´;ω;`)ブワッ~いい音だぁ~
コレおすすめです!
しいて言えば入手しずらいのが難点かな…どれを買っていいかわかりずらい。そのくらいかな…取り付けも簡単。ジェットセッティングも今のところそのままでOKです。
吸入ジョイントホース取り付け
元々ジョイントホースは手付かずのパーツでした。入手以来やってきたのは掃除だけ。しかしどこを探してもエアクリ側40mm ファンネル側45mm 曲がり90度なんて言うホースは売っていない。
仕方ないので見切り発車気味でAmazonでポチしたのがこれ3980円。ちなみに右下のはマニホールド。安かったのでついでにポチしたがやはりサイズが合わなくてあえなく撃沈…
まずはキャブを外します。ほぼ毎日通勤に使用しているため年一回のキャブメンテは欠かせません。一年間ご苦労様の気持ちを込めてしっかり清掃。
エア調整ネジからオイルが染み出ていたようだ。そんなものだろうか…まぁ気にしない。夏から冬、冬から夏にかけて年に2回90度締めたり戻したりしている。
ちなみにファンネル側の外径が45mm
もとはこんなホースでした。すっかりひび割れてしまいました。しかしあちこちからオイリーに染み出しがある。
エアクリボックスを外しホースの長さを調整。案外あっさり付いてしまった。専用パーツっぽくていい感じ。Amazonの説明だとターボ用だとか…車のことはよくわからないが耐久性は良さそうだ。
ちなみに40mmのホースはそのまま付かないのでバーナー等で炙って柔らかくしてから付けます。
ちなみに寒かったので暖かいトコロへ出して施工しました。別件ですが床板も新調。お世話になっているショップの方にお願いして戴きました。MVアグスタ…輸送用の木箱で一枚ものデス。プリントがカッコよくてサイズもちょうどよい。
さてエンジン始動…おっイイ感じだ!音が軽くなりました。更けあがりも軽い軽い。一年ご苦労様。
また来年もよろしく頼むぞ!
日々通勤に使用しているが夜間は時短営業からか街中全体が薄暗い。寒い日はバッテリーが心配。LEDヘッドライトで解消しますが加工や大幅な電力改造等は施したくない。
いつものAmazonでポチ
イーオートファンというトコロで販売している
セットで1300円ほど。お安くて簡単。既存のソケットをやホルダーを加工なしで取り付けができる。
ポチしてすぐ届きました。プライム会員の特権。しかしパッケージの画像が中身と違う。まぁ気にせず開けます。
ハイ、ローの両端子が見えます。ここの接触が甘いと十分な明るさが取れません。
造りはしっかりしている。大型バイクだと一つ1万円なんてざら。どうしてこんなに値段にばらつきがあるのだろうか…
サイドのふたをネジ二本で開けるだけで交換可能です。先日スタッフのヤマハビーノ(5~6年放置)を復活させたましたが国産スクーターに比べて整備性だけは群を抜いている
ちなみに交換前の既存のバルブ。意外と明るく見えますが電力の状態により明るくなったり暗くなったりする。それも味ですが…
やはりLEDの方が光が鋭い。消費電力が少ないせいかアイドリング時の回転数やウィンカー、そのほか電装系の安定感が歴然と変わります。
なんだ早くやっておけばよかった…
イイ感じです。おかげで対向車が避けてくれるようになった。装着から2か月ほど、特に不具合はない。口コミで「チカチカと安定しない」ようなことが書かれていましたが接触が悪いとそんな症状もありましたが
シッカリと取り付ければ問題なし
ドラッグスター以外にもフォーミュラーでもイケます。ヘッドライトは共通です。
サスペンションセットの取り付け(フロント)
今回はフロントの交換。フロントサスを交換するのも3回目だろうか…ついにitaljet UKから専用設計のサスが販売され即ポチしたもののようやっと交換と相成りました。
用意するもの…
17mmのめがねレンチ2本(片方は17mmのスパナでもOK)
外すだけなら…
専用設計のはずなのだが…こんなことでは驚かない。DS乗りの宿命です。
着くわけないんだなぁ…幅が合ってない。幅20~22mmだったと思う。まぁわかってましたけど…
ちなみに車用のジャッキで持ち上げておく。無くても自立はしますが取り付け幅を合わせるのが大変です。
削ること20分。入った…。ピッタリ過ぎてむしろ剛性があがったか…?
仮止めしてからちょっと締めこみます。さて跨いで見ると…
ボヨ~~ン
バネですか…?ただの。
5mmほど締めて…
「ボヨ~ン」
はいダメ。
さらに締めます。
同じくボヨン…
ボヨ…
もう少し。
キュっ…。イイ感じになりました。65kgの体重でこれだけ締めるって事は西洋人はギリギリまで締めるのだろうか…
リバウンドのつまみを全締めから2クリック戻しでよくなりました。以前に比べると荒れた路面でも大人しくなりました。
フルロックターンもできる…調子に乗ってたらセンタースタンドを擦ってしまった…
「怖くない。イイ感じ」
赤のラインナップもあります。残念ながら国内での販売はありません…サイトより購入となります。画像はリア用ですがフロントもモチロンあります。
Italjet UKはこちら→
今度はリアを交換してみます。
前後ディスクローター&チャンバー交換
既に30000kmオーバーの車両。パットは何度か交換していますがローターは何度も断念している…
理由…ハブとの取り付けネジが外れない…
ということで外すのに手間が掛かりすぎるのでハブだけをヤフオクにて事前入手。3000円くらいだったろうか…もはやそのほうが安いかもしれない…
まずはリアから。チャンバーはずしてホイール外します。キャリパーも。すっかり薄くなったローター。画像にはありませんがリアもハブだけ入手。
今回はパットも同時に交換。ここまでバラすのならついでにやってしまおう。AJPのキャリパーはヘアピンのようなパットピンで取り付け。これも交換。ちなみにイタルジェットUKで新品が出る。
(画像クリックでサイトへジャンプ)
この手のバイクはアレ取れない…コレ外れないは茶飯事。画像の割ピンが難敵でした。噛り付いていて大変だった…しかしここまでで既に2時間経過…
ちなみにフロントとリアではローターを留めるネジが違います。画像クリックでサイトへジャンプ ちなみにM6×20で頭の形状に気を付ければ大丈夫。ちなみにネジロックも忘れずに。
お急ぎならAmazon。画像クリックでサイトへジャンプ。5本あればOKです。
ちなみにネジロックも忘れずに。
お次はチャンバー、EXパイプ(エギゾーストパイプ)を新品に交換。
EXパイプは事前に入手していたもの。イタルジェットUKでは欠品中。ステンレス製で長さが合わないのでスペーサーを造らなくてはならない。他サイトではショップワンオフでやっているところもあるようだ。今後はそこを利用してみよう。
車体左側より。EXパイプ(ダウンパイプ)の取り外しには13mmのナットを完全に外さなくてはならない…。チャンバー側はソケットレンチが入るが逆サイドはなかなか手ごわい。いろいろ外せばいいのだが面倒だなぁ…
これで何とか外せました。
ステンレスパイプまでは取り付け完了。午後イチから始めたにも関わらず既に夕方になってしまった…
液体ガスケットコテ盛り…(-_-;)素人仕事のためご了承ください。
チャンバー外しの時はいつもコレ。開封してから随分経ちますがいつも新鮮な感じ。乾くとゴムのようなしなやかな仕上がり。(見た目は茶色いですが…)
スペーサーは事前に造っておいたため取り付けは難なく?完了…とはいえフロントディスク交換までできずフロントは別日に延期。イタルジェットはショップがやりたがらない意味を痛感しました。
チャンバーを覆うステンレスのカバーも新調。カリカリした音が小さくなり低音が強調されたイイ感じの音になりました。EXパイプがノーマルよりも太くなったためか中域のトルクが増した感じです。
最後にフロントに取り掛かる。これは別の日に。何故ならリアに時間をとられてしまった為だ…ローターが薄くなってしまっている…横から見てもわかる(-_-;)
フロントはいたって簡単。裏側の黒いキャップを外して(はまっているだけ)ナットを緩めておく。
ホイールとキャリパーを外したら簡単に抜ける。画像は古いハブ。なんと取り付けビスが一本抜けている(驚)ローターの端っこも一部ヒビが入っている。お役目ご苦労様でした。
リアもフロントもNG製のディスクローター。以前このサイトでも紹介しています。下記リンクよりebayで購入可能。(最近リアのラインナップが消えました…ブレーキングというメーカーのモノなら入手可能です)ちなみに取り付けビスはM6×20mm
フロントディスク→こちら
リアディスクは→こちら
ハブは予備が有ったほうが交換が楽です。
これはひどい…しかしタッチは良かった。最後までタッチが変わらないのは優秀です。
綺麗にしてグリスアップ。ピストンの動きも戻りました。
レバーを握るとイイ感じの反発感があって良い…
あたりが出るまで何度か走ってみる。絶妙なタッチが戻ってきました。
これでツーリングも大丈夫でしょう。今度はオフ会でイタルジェットが集まりツーリングで伊豆を走る予定。メンバーさんとお会いするのがたのしみだ…
DS用サスペンション取り付け リア編
絶版になって20年ほど経ったのでしょうか…ノーマルのパイオリ製以外ではビチューボやYSSでの細々とした販売でした。
世界中からのリクエストが有ったのでしょうか…プロテックというメーカーでフロント、リアが販売されました。
早速ポチ。詳細は実際に買ってみたパーツリストへ
早速作業開始。
外す前に事前に測定。YSSは幅60mm。
プロテックは65mm…!?これじゃ干渉するのでは…?
だよね…
まぁ動きに影響なさそうなのでいいか…
上側のボルトへのアクセスがめんどくさい…
ので…こんな感じでサイドカウルまで外さねばならない…
シート サイドカウル テールライト エアクリボックス の順に外していくこの間30分ほど。ボルト一本のためにこのありさま…
大げさ過ぎてご近所から「修理に精が出ますね~」…修理じゃないんだな~…まぁいいか…
下側のクリアランスがちょっと甘い。2mmワッシャを嚙まして取り付け。ボルト径は合ってるから気にしない…
YSSとの比較。プロテックの方が質実剛健な感じ。
車用ジャッキが役に立ちます。
上手く収まりました。今回は削ったり切ったりしなかったので所要時間は1.5時間ほど。優秀優秀。国産ならもっと簡単でしょうけど…
フロント、リア共にノーマルの黄色。ノーマルよりもボリューム感があってイイ感じです。肝心な乗り味は…
1.まずはソフトな感触です。
2.ハンドリングも素直。
3.調整も比較的楽。
4.ガタガタいわなくなりました。
気になるお値段は…
フロント 約150ユーロ(約20000円)
リア 約200ユーロ(約26000円)
送料 約90ユーロ(約11600円)
合計57600円 到着まで約2週間。
火花が飛ばない…エキサイターコイル交換
保存会S氏協力のもとご尽力頂いている図
10月の某日…いつものように通勤で使用の為セルをオンにするも「キュルキュル…」
あれ…掛かんない…
始動性はいいので二回セルを回して掛からなければまずトラブル。
早速トラブルシューティング。モチロン仕事は行きましたけど。
仕事は電気系ですけどバイクや車の電装系はからっきしダメな私。早速保存会のメンバーに打診。
「火花飛んでる?」「オシロスコープ持ってない?」
もってないな…(泣)
要はイグニッションコイル~プラグにかけて不具合あるのではとのご指摘。そんなの簡単簡単…んっ…あれ…だめだ…
プラグコードを作り直したり…外したり付けたりを繰り返すも始動する気配すらない。
「うちへもって来なよ」とのありがたいお言葉に甘えて以前「フォーミュラーを訪ねて」でお邪魔したS氏のガレージへ(美容室ですが…)
念のため訪問前にヤフオクにて用意したコイルを持参。新旧比較。古いほうはもはや電装部品には見えない…
CDIも怪しいのでこれも程度良好との中古を用意。
しかしいろんな道具が次から次へと出てくる。ペンチ一つにしても凄いこだわり様…道具がモノをいう。S氏のフォーミュラーを見て俄然納得…
今回持ってたほうがよいと思った道具をピックアップ。スパークチェッカー。プラグキャップとの間に嚙ませてセルを回すとスパークのタイミングでLEDが「ピカっ」となる仕組み。これがあると超便利。
電装系のトラブルの大半は接触不良とのこと。各接続のカプラーから金属端子を外し必要なら作り直す。怪しいトコロは徹底的に洗うのだそうだ。
そこで必要なのがコレ。ターミナルリリースツール。
コネクタの中に差し込まれたターミナル端子を押し出す為の道具。新品に交換できない旧車レストアでは必需品。部品を傷めず再生が可能だ。
これはさすがに買いませんでした。バイクの内視鏡、プラグを外して中を覗ける。「カーボンたまってるね~」
結局、イグニッションコイルとCDIを重点に手を入れましたがエンジン掛からず…もっと中心部を見ていかなくてはならない。今日のところはこれで終了。
それよりも店内にあるフォーミュラーが気になって仕方ない。「乗っていいですか?」「イイよ~」てことで
以前お邪魔した時からアップグレード。ウイリアムズカラー(80’sにはたまらん)の125cc。これが軽いの…車体もハンドリングも。修理そっちのけで楽しんでしまいました。
これ良かったな…ステンレス製のクーラントタンク。造りが超キレイ。
ここまでのおさらい。⑥のスパークに火が飛ばない→⑤のイグニッションコイルを交換→④のCDIも交換。
ここで洗いだしができた。発電所が悪いのでしょう。保存会のメンバーさんの一人O氏より(やることスゲーの…ほぼワークス)エキサイターコイルでしょう…とのご指摘。
別日にて…
エンジンが掛からなくなって早一か月が過ぎようとしている…すぐに手を付けられず放置状態。すまんね…キャブ内のガソリンが腐らないか心配…
実はエンジンが掛からなくなってすぐに送って頂いておりました。O氏よりフライホイール外しまで同封頂きました。ありがとう~!一人でやっていたら完全に腐っていました。助け合いにホント感謝です。
たくさん巻いてあるコイルの中でも点火をつかさどる部分が不具合とのこと。
せっかくなのでイグニッションコイルをイタルジェットUKで新品を入手。ついでにレギュレータも。(今は必要ない)
右側カバーを外すと金属製の蓋のようなものがある。フライホイールだ…この内側ににコイルが固定されている。エンジンの回転によってフライホイールも一緒に回転しコイルの磁界をかき回す事によって発電される仕組み。
フライホイールホルダーが無いとへそのナットは外れません。
穴に差し込んでホールドします。
こんな感じでへそのナットを外します。
治具をへそにねじ込んでフライホイールを外します。
フライホイール外しは外径28mmの正ネジでした。
とりあえず仮繋ぎでセルを回す。プラグチェッカーが「ピカっピカっ」
おお~っつ!!
ブル~ン!!「やった~…(´;ω;`)ウッ…」
プラグコードも新しく作り直し。明日はちゃんと通勤できるかな…
-----まとめ-----
原因はエキサイターコイルでした。イグニッションもCDIも新しくなったのでしばらく故障は無いでしょう。
休眠期間…一か月
修理に要した時間…10時間くらい
要したお金…20000円くらい
ココロ折れた回数…5回くらい
感謝の気持ち…∞
-----追伸-----
これがオシロスコープ。O氏おススメ「持っておきましょう」。相手は回転している交流だしパルスを波形に表示してくれる。ハイ。ポチします(笑)
